東京大学 総長室アドバイザー /酒井 吉廣
東京大学 総長室アドバイザー /酒井 吉廣
投稿日2021.01.22. /週刊金融財政事情 2021年1月25日号
東京大学が昨年発行した日本初の大学債は、国立大学法人の今後を議論する嚆矢(こうし)となった。しかし、国立大学法人の在り方を一くくりで考えるのは難しい。しかも、コロナ禍で社会全体の見直しが迫られるなか、各大学には独自の対応が求められている。ただし、国の予算への依存が限られてくるなか、独自の経営には「自主財源」の拡大が必要である。
さかい よしひろ
85年日本銀行入行。信用機構室人事担当調査役、米国野村証券CSO、日本政策投資銀行シニアエコノミスト等を経て現職。著書に『CMBS(商業用モーゲージ証券)』(きんざい)等。ニューヨーク大学MBA、ボストン大学犯罪学修士。
掲載号 /週刊金融財政事情 2021年1月25日号