特集グリーンマネーを取り込め

社会の脱炭素化を推し進め、海外からの投資資金流入を促す

〈インタビュー〉関係省庁と結束し、ESG金融への取り組みを促進

環境省 事務次官 /中井 徳太郎

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菅義偉総理が宣言した2050年の温室効果ガスの排出量実質ゼロ目標に向けて、ロードマップを描いていく。脱炭素社会の実現には「トランジション(移行)ファイナンス」の概念が極めて重要であり、また企業のESGへの取り組みが金融市場で評価されることを通じて、企業の行動変容が促されることを期待している。欧州とは異なり、規制に頼らない質の高い日本の取り組みを国際社会にアピールして、わが国への資金流入を促していきたい。

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なかい とくたろう
85年東京大学法学部卒、大蔵省入省。09年財務省理財局計画官。10年財務省主計局主計官(農林水産省担当)。11年7月環境省に転じ、総合環境政策局総務課長、大臣官房審議官(総合環境政策局担当)、大臣官房審議官(総括担当)、廃棄物・リサイクル対策部長、17年7月総合環境政策統括官を経て、20年7月から現職。