特集グリーンマネーを取り込め

サステナブル投資を軸に資本の大規模な再配分が進む

世界は脱炭素の大競争時代へ、日本の非財務情報開示は十分か

ブラックロック・ジャパン 商品開発部長 兼 サステナブル投資推進部長 /内藤 豊

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ブラックロックは、気候変動リスクが金融の根本的な見直しにつながる動きと捉えている。気候変動リスクを軽減するための世界規模での取り組みが低炭素社会への移行に伴うリスクと機会を生むことから、低炭素社会への移行過程での成長/非成長企業を峻別する株式投資戦略を2018年に開始した。また、環境・社会に対するポジティブなインパクトを意図的に創出しつつ、投資リターンの同時達成も追求するインパクト投資にも注力している。世界は脱炭素社会に向けた大競争時代に突入した。日本企業も非財務情報開示の背景にある経営・ガバナンス体制の実効性や事業戦略策定の意思決定プロセスが問われている。

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ないとう ゆたか
97年三井信託銀行(現三井住友信託銀行)入社。01年バークレイズ・グローバル・インベスターズ(現ブラックロック)入社。09年商品開発部長、19年2月経営企画部門副部門長兼商品開発部長、19年12月から現職。London School of Economics and Political Science修了(LL.M.)。