特集覇を競うネット証券

「株式一本足打法」から脱却し、収益の多角化を目指す

〈インタビュー〉手数料ゼロ競争は「囚人のジレンマ」

松井証券 社長 /和里田 聰

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今年6月、25年ぶりにトップ交代した松井証券。松井道夫前社長は約20年前に、日本で初めてネット証券を誕生させた「業界のパイオニア」。その松井前社長からバトンを引き継ぎ、創業家以外で初の社長就任となったのが和里田聰氏だ。昨年末から始まった手数料競争などを背景に収益構造の転換が求められるなか、どのような経営戦略を描いているのか──。和里田社長に話を聞いた。

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わりた あきら
一橋大学商学部卒業 。94年プロクター・アンド・ギャンブル・ファー・イースト・インク入社。リーマン・ブラザーズ証券、UBS証券を経て06年松井証券入社。06年取締役、11年常務取締役、19年4月専務取締役、20年6月から現職。