特集国際金融都市への再挑戦

アジアの金融センターへ、簡素な参入手続きや税制措置を検討

官民連携で海外の金融事業者・高度金融人材を呼び込む

金融庁 総合政策局 政策立案総括審議官 /井藤 英樹

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今般、金融庁では日本をアジア・世界の国際金融センターに復権させる取り組みを重要施策と位置付け、包括的に取り組むこととした。日本市場がアジアの金融センターの中核として発展していくことで、世界中から人材・情報・資金が集積する国際金融都市となり、ひいては日本における雇用・産業の創出や経済力の向上につながると考えられる。本稿では、その狙いや今後の取り組み方針について解説する。

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いとう ひでき
88年東京大学法学部卒、大蔵省入省。18年総合政策局審議官、20年7月から現職。金融庁全体の横断的な政策立案に携わる。