解説

ベンチャー投資の活性化を促す株式型クラウドファンディング

流動性と透明性確保のため、未上場株の相対市場参入を目指す

日本クラウドキャピタル CEO /柴原 祐希

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日本においても認知度が高まってきたクラウドファンディング(CF)には、寄付として資金を提供するのみの類型、返礼として製品・サービスを受け取る類型、株式やファンドを取得する類型などがある。それらのうち、「株式型CF」と呼ばれる形態は、投資家が未上場企業を支援しながらIPOの際の売却益を期待する金融商品であり、ベンチャー企業の新たな資金調達手段として関心が高まりつつある。そこで本稿では、株式型CF誕生の背景や機能を説明するとともに、日本市場における今後の可能性について考えたい。

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しばはら ゆうき
09年カリフォルニア大学卒業。12年明治大学大学院修了。大学院での研究テーマは「未上場企業の価値算出」。日本のベンチャー企業の環境発展に身を投じるために、共同代表の大浦学とともに15年日本クラウドキャピタルを設立。日本初の第一種少額電子募集取扱業として、株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO(ファンディーノ)」を提供開始。