解説

コロナ危機下のバランスシート問題に事業構造改革で対処せよ

「3年」の時間軸で生産性を高める新たな産業構造への転換を

岡三証券 グローバル・リサーチ・センター 理事長 /高田 創

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9月10日、「コロナ危機下のバランスシート問題研究会提言──事業構造改革の加速による成長実現戦略」が公表された。その特徴は、官民による無利子無担保融資の利払い・元本返済実質猶予期間である3年の間に、事業構造改革と債務調整を一体的に取り組むよう示した点にある。また、コロナに伴う大きな社会変化も踏まえ、事業再生のための法制度の強化も盛り込んだ。本稿では提言の概要を紹介する。

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たかた はじめ
82年東京大学経済学部卒、日本興業銀行入行。86年オックスフォード大学開発経済学修士課程修了。00~11年みずほ証券執行役員・チーフストラテジスト、19年みずほ総合研究所副理事長などを経て、20年から現職。