特集コロナ禍のM&A活用術

不確実性が高い事業環境におけるM&Aの留意点

今こそ将来の事業成長機会に備えて「M&Aの経験値(知)」の蓄積を

NTTデータ経営研究所 企業戦略事業本部 パートナー /人見 健

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不確実性が高い経済環境において、将来の事業成長機会を先取りしたM&Aを実施するためには、限られた経営資源を確実にリターンにつなげるための「目利き力」と「実行力」が求められる。そして、M&Aを通じ自社の組織風土を変革していく意気込みでM&A後の統合プロセスに取り組む姿勢を持たなければならない。右肩上がりの成長が見込めない今こそ、企業は過去のM&Aを振り返り、経験値(知)を蓄積しておくことが必要だ。

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ひとみ たけし
メガバンク、会計系M&Aアドバイザリー会社、外資系戦略コンサルティング会社、大手電機メーカー事業開発部門などを経て、現職。M&Aグループリーダーを務める。M&A、M&A後の統合(PMI)、事業再生、グループ経営、海外事業戦略、新規事業創出、大企業とスタートアップ企業の協業などのプロジェクトに関わる。