PwCアドバイザリー ディレクター /守山 啓輔
PwCアドバイザリー ディレクター /守山 啓輔
投稿日2020.08.28. /週刊金融財政事情 2020年8月31日号
超低金利環境が続くなか、これまでも銀行は広域の店舗網と豊富な人員を生かした預貸金業務中心の伝統的な収益モデルからの転換を試み、デジタル戦略に取り組んできた。しかし、コロナ禍によって収益力は一層低下し、また経済社会のDX(デジタルトランスフォーメーション)が急速に進んだ結果、特に地方銀行はDXの時間軸を早める必要が生じている。そこで本稿では国内外の銀行のDX事例を紹介しつつ、ウィズコロナ時代に対応する銀行の新たなデジタル戦略を考察する。
もりやま けいすけ
PwCアドバイザリーディレクター。住友銀行、野村証券、マッコーリー・キャピタル証券などを経て20年2月PwCアドバイザリー入社。金融機関、フィンテック企業、事業法人金融部門への戦略立案やM&A、海外進出や経営統合支援等に関するアドバイザリー業務に従事。仏ESSEC修士(MBA)。
掲載号 /週刊金融財政事情 2020年8月31日号