ブレイン・アンド・キャピタル・ホールディングス 顧問 /高橋 太
ブレイン・アンド・キャピタル・ホールディングス 顧問 /高橋 太
投稿日2020.07.17. /週刊金融財政事情 2020年7月20号
コロナ禍の影響を受ける企業においては、回復フェーズに応じた資金調達が必要になるが、資本性資金を含む劣後性資金を提供する場合、メインバンクにおいてはデットガバナンス上の制約が生じる可能性がある。そのため中長期の資金が必要になる段階では地域ファンドの活用が有効と考えられるが、ファンド設計やファイナンス手法における課題もある。本稿では、地域ファンドの発展的な活用について、個人としての考えを述べたい。
たかはし ふとし
政府系金融機関にて、メザニン・事業再生・M&Aファイナンス、ABLレンダーのゴードン・ブラザーズ・ジャパンの設立等の経験をもとに、数多くの民間金融機関との地域ファンドやメザニンファンドを創設。リンクアンドクリエイション代表、事業再生実務家協会執行委員。
掲載号 /週刊金融財政事情 2020年7月20号