リンクパートナーズ法律事務所 弁護士 /藤武 寛之
リンクパートナーズ法律事務所 弁護士 /藤武 寛之
リンクパートナーズ法律事務所 弁護士 /齊藤 彰
投稿日2020.07.10. /週刊金融財政事情 2020年7月13日号
新型コロナウイルス感染症の影響によって金融領域のデジタル化が大きく加速し、オンライン取引における「本人確認・本人認証」(注)の重要性がより高まっている。今後、犯罪による収益の移転防止に関する法律(犯収法)が適用される金融分野はもとより、あらゆる分野のオンライン取引において、取引の相手方やその取引の信頼性をどのように確保するかが課題となるだろう。本稿では、デジタル時代におけるツールとしてのマイナンバーカードの意義に触れつつ、日本のオンライン取引における本人認証の現状と問題点を整理した上で、今後の本人認証の在り方について述べたい。
とうたけ ひろゆき
07年JCBを退社後、弁護士に転身し、金融関連の法的支援に積極的に取り組む。16年リンクパートナーズ法律事務所設立。15年からフィンテック協会監事、18年から電子決済等代行事業者協会理事。20年には「チェンバースフィンテック2020」のジャパンリーガルランキングでバンド3を受賞。
さいとう あきら
16年司法修習終了(第69期)、18年リンクパートナーズ法律事務所入所。
掲載号 /週刊金融財政事情 2020年7月13日号