世界大恐慌以来となる最悪の経済予測が示される一方で、リスク資産への資金流入が続いている。背景にあるのは、各国政府・中央銀行による財政拡大と金融緩和、そして企業の資金繰りを支援する信用緩和だ。あふれる緩和マネーが株式市場をはじめとするリスク資産に流れ込んでおり、ミニバブルの様相を呈している。経済回復ペースの遅れから事実上の財政ファイナンス傾向は一段と強まることが予想され、政策当局は出口戦略に向けて難しいかじ取りを迫られる。
世界大恐慌以来となる最悪の経済予測が示される一方で、リスク資産への資金流入が続いている。背景にあるのは、各国政府・中央銀行による財政拡大と金融緩和、そして企業の資金繰りを支援する信用緩和だ。あふれる緩和マネーが株式市場をはじめとするリスク資産に流れ込んでおり、ミニバブルの様相を呈している。経済回復ペースの遅れから事実上の財政ファイナンス傾向は一段と強まることが予想され、政策当局は出口戦略に向けて難しいかじ取りを迫られる。
掲載号 /週刊金融財政事情 2020年7月6日号