解説

アフターコロナを見据えた「商工中金イネーブラー事業」

案件を積み重ねながら全国展開へ、標準的な枠組みを構築

商工組合中央金庫 常務 /青木 剛

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商工中金イネーブラー事業は、日本全体や地方が抱える課題に対して、従来の金融慣行を脱して一歩踏み込んだリスクを取りながら、高度かつ面的なソリューションを伴走的に提供することで、地方創生や産業界再興を実現する取り組みである。これはアフターコロナの環境変化を踏まえて、金融機関の進むべき方向を示すものだと考えている。今後、地域金融機関と手を携えながら全国各地で展開していきたい。

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あおき つよし
85年入庫。下関・さいたま・仙台・神戸・東京の五つの支店長を歴任。商工総合研究所の専務理事を経て、現職。著書に『事業性評価と課題解決型営業のスキル』(商工総合研究所)、『経営者の条件』(同友館)、ほか寄稿多数。日本生産性本部認定経営コンサルタント。