大和総研 金融調査部SDGsコンサルティング室 室長 /太田 珠美
大和総研 金融調査部SDGsコンサルティング室 室長 /太田 珠美
大和総研 金融調査部SDGsコンサルティング室 研究員 /田中 大介
投稿日2020.07.03. /週刊金融財政事情 2020年7月6日号
気候変動が金融システム上のリスクであるという認識は各国の金融当局の間でも共有されつつあり、今後、金融監督・金融規制にも組み込んでいく動きがある。欧州を中心に、金融機関が化石燃料関連への投融資を控える動きも広がっている。一方、EUと日本とでは、脱炭素社会実現に向けて描くプロセスに差異がある。気候変動リスクの検討・評価を求める動きが強まっていくことが予想される中で、日本の金融機関には脱炭素化を意識したかじ取りが求められている。
おおた たまみ
03年大和証券入社、10年大和総研に転籍。日本株式市場、コーポレート・ファイナンスの調査などを担当、19年から現職。著書に『証券市場のグランドデザイン─日本の株式市場はどこに向かうのか─』(中央経済社、12年12月、共著)ほか。東京工業大学大学院非常勤講師。
たなか だいすけ
18年大和総研入社。19年からESG投資に関する調査を担当。政策調査部兼務。日本LCA学会正会員。
掲載号 /週刊金融財政事情 2020年7月6日号