解説

主要証券会社の20年3月期決算概況

リテール事業の環境変化に応じた収益源分散やコスト削減が急務

S&Pグローバル・レーティング・ジャパン 主席アナリスト / 館野 千鶴

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

2020年3月期はリテール取引の回復が鈍かったことにより主要証券会社の収益が伸び悩んだ。証券会社のリテール事業は、市況要因のみならず、フローベースの手数料のさらなる縮小や収益機会の減少といった構造的な事業環境の変化による下方圧力にさらされている。追加的な環境変化への対応を含め、取り組み中の構造改革を早期に遂行していくことが安定収益の拡大や事業多様化につながり、持続的な事業モデルを構築することになろう。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

たての ちづる
早稲田大学大学院ファイナンス研究科MBA(ファイナンス専門職)修了。損害保険会社、監査法人を経て、08年S&Pグローバル・レーティング入社。金融法人および公的部門格付部主席アナリスト。銀行、証券会社、ノンバンク等金融機関の信用力分析を担当。