岡三証券 上海駐在員事務所 チーフエコノミスト(中国) /後藤 好美
岡三証券 上海駐在員事務所 チーフエコノミスト(中国) /後藤 好美
投稿日2020.06.12. /週刊金融財政事情 2020年6月15日号
新型コロナウイルス禍からいち早く脱出した中国では、経済回復に向けて着実に動き始めており、一部の都市ではコロナ前の状態に戻りつつある。また、電子商品券の配布をはじめとした、中国独自の消費刺激策が経済回復を一層後押ししている。果たして、中国はV字回復を実現し、力強い成長を遂げていくことができるのか──。岡三証券上海事務所で得た現地の知見も参考としながら、その可能性を探る。
ごとう よしみ
91年日本銀行入行。98年からの台湾・北京留学を経て、04年以降、北京事務所、香港事務所、国際局等で中国・アジアのマクロ経済・金融リサーチ業務に長年携わり、14年から2年間、シニアエコノミストとして中国政府機関で金融研究活動に従事。16年から現職。現在も家族と上海在住。通算20年を超える中華圏等でのリサーチ活動を通じて、中国金融経済情勢に精通するとともに、現地に幅広い人脈を有する。
掲載号 /週刊金融財政事情 2020年6月15日号