新聞の盲点

出始めた金融不安の芽、コロナショックは金融危機を招くか

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

コロナショックの動揺が止まらない。各国が協調的な対策を打ち出しても、株式市場は歴史的な下げ幅を記録した。WHOが「今やパンデミックの中心」と指摘した欧州では、感染者と死者数が急増、移動制限など強烈な経済封鎖も発動されている。とりわけ事態が深刻なイタリアでは、もともと民間銀行の不良債権比率が高く、景気後退を食い止めるための財政力も乏しい。貸し倒れの大幅増加が懸念されており、市場は同国を中心とする金融不安の芽に神経を尖らせている。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら