特集追跡! 検査マニュアル廃止後の融資実務

これからの償却・引当に対する会計監査人の視点

合理的な説明ができる独自の取り組みを

あずさ監査法人 金融事業部 パートナー /大森 敏晃

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2019年12月、金融庁は金融検査マニュアルを廃止し、同時に「検査マニュアル廃止後の融資に関する検査・監督の考え方と進め方」を公表した。これにより金融機関の償却・引当実務は一つの転換期を迎えることとなり、金融機関と会計監査人との間のコミュニケーション機会が増えるものと思われる。そのようなコミュニケーションに備えて、会計監査人の視点から議論になりそうな論点を紹介したい。

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おおもり としあき
96年京都大学工学部原子核工学科卒。04年に公認会計士登録。15年に金融庁に入庁し、監督局銀行第一課課長補佐。18年7月より現職で、日本公認会計士協会の専門委員として銀行業の資産査定に関する議論に参加。