近年、社会課題解決手段としてのソーシャル・インパクト・ボンド（Social Impact Bond＝ SIB）に注目が集まる一方で、規模の拡大など、課題も山積している。その点、SIB発祥の国である英国では、「プラットフォームモデル」と呼ばれる資金提供者主導の案件形成や、政府によるアウトカムファンドの組成などにより、比較的規模の大きなSIBの組成が達成されている。DBJは英国のファンド運用会社との提携を通じて、英国のノウハウを日本に導入することで、日本のSIB市場の活性化への貢献を企図している。