2年間に及んだ「機能別・横断的な金融法制」に関する議論の“果実”といえる改正法案が今国会に提出される。大きく二つの柱からなっており、一つは資金移動業を3類型に再編する資金決済法の改正。もう一つは、銀行・保険・証券等にまたがる金融商品・サービスを一元的に仲介できる金融サービス仲介業の創設だ。顧客との接点やサービスの起点がスマートフォンになっている現代にあって、今般の法整備はスマホを駆使した新たな金融サービスの誕生につながる制度内容となっている。
					
						掲載号 /週刊金融財政事情 2020年2月3日号