IMF(国際通貨基金)が10月に公表した「世界金融安定報告書」で、システム上重要な銀行(G-SIBs)のなかでも日本のメガバンク3行は、ROEの見通しが将来的にも8%に達せず、ビジネスモデル改革が遅れていると指摘された。今年の9月期決算では、マイナス金利政策による国内の預貸金利ザヤの縮小や、貸出残高の減少などから本業の力を示す業務純益が大幅に低下。こうした苦境を打開するため、メガバンクが大規模な構造改革に乗り出している。
IMF(国際通貨基金)が10月に公表した「世界金融安定報告書」で、システム上重要な銀行(G-SIBs)のなかでも日本のメガバンク3行は、ROEの見通しが将来的にも8%に達せず、ビジネスモデル改革が遅れていると指摘された。今年の9月期決算では、マイナス金利政策による国内の預貸金利ザヤの縮小や、貸出残高の減少などから本業の力を示す業務純益が大幅に低下。こうした苦境を打開するため、メガバンクが大規模な構造改革に乗り出している。