解説

独仏蜜月の裏で進むユーロ圏人事を巡る駆け引き

自国出身者の就任に向け、水面下でのロビー活動が進む

国際金融情報センター ブラッセル事務所長 /金子 寿太郎

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マクロン仏大統領が誕生して以降、EU政策にかかる独仏首脳間の協調路線が鮮明になっている。とはいえ、その裏ではドイツの新政権発足後を見据えたユーロ圏の主導権争いが活発化している。独仏両国は、次のユーログループ議長やECB総裁ポストに自国出身者を据えるべく、それぞれ水面下でロビー活動を行っている。

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かねこ じゅたろう
97年早稲田大学法学部卒、日本銀行入行。国際局、フランクフルト事務所等で勤務。金融庁国際証券市場決済調整官、海外展開推進調整官、日本銀行金融機構局企画役等を経て、16年7月から現職。独ケルン大法学修士(LL.M.)、早稲田大学学術博士(国際関係学)。