新聞の盲点

遠のく財政健全化、衆院解散にちらつくリフレ派の論理

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悲願の憲法改正に向け、野党の機先を制するかたちで衆院解散・総選挙に打って出た安倍晋三首相。消費増税分の使途変更によって歳出を拡大し、2020年度に国・地方のプライマリーバランス(PB=基礎的財政収支)を黒字転換する財政健全化目標を先送りする。「大義なき解散」の影には、アベノミクスに大きな影響を与えてきたリフレ派の論理が見え隠れする。待っているのは「デフレからの完全脱却」か、それともバブル誘因とそれに続くバブルの崩壊か――。

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