特集殻を破る銀行ビジネス

銀行が挑むデータビジネスの方向性

顧客にデータ提供のインセンティブが働く仕組みづくりがカギ

NTTデータ 金融事業推進部 デジタル戦略推進部 部長 /山本 英生

NTTデータ 金融事業推進部 デジタル戦略推進部 課長代理 /土田 真子

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2019年6月公布の改正銀行法において、銀行本体の付随業務に「データ利活用」が明記された。この規制緩和のもと、データ利活用をビジネスとして展開していくにあたっては、「トップライン向上」と「顧客本位」を両立させる観点が不可欠となる。本稿では、①サプライチェーンマネジメントのシステムに流れるデータを活用する、②顧客企業の健診管理システムを銀行が運営する――という具体的なモデルケースを挙げて、銀行のデータビジネスの方向性を探っていきたい。

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やまもと ひでお
96年慶應義塾大学商学部卒、NTTデータ通信(現NTTデータ)入社。システム開発を経験した後、金融機関のITグランドデザインなど多くのコンサルティング案件に従事。現在は金融分野でのITトレンドの情報発信からITグランドデザイン・先進技術領域(AI、ビッグデータ、RPA、クラウド、量子コンピュータ)のコンサルティングなど幅広く担当。

つちた まこ
07年北海道大学文学研究科修了、NTTデータ入社。金融系のシステム開発、コンサルタントを経て、現在は金融分野での先進技術・デジタル領域の情報発信、新規ビジネス検討に従事。