解説

新たなコア業務純益の開示が突き付ける地域銀行の課題

持続可能なビジネスモデル構築に向け、残された選択肢は少ない

マリブジャパン 代表 /高橋 克英

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2019年度9月期決算における各行のコア業務純益は、大手行や多くの地方銀行で投資信託解約損益への依存度が低下した一方、第二地方銀行の11行では、依存度が20%を超えている。コア業務純益の確保には経費削減が先決で、コンサルティング営業や新規事業、業務提携では解決しない。本業における損益分岐点のプラスを確保したうえで、合従連衡によりコア業務純益の拡大を図るべきである。

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たかはし かつひで
93年慶應義塾大学経済学部卒。三菱銀行、シティグループ証券、シティバンク等を経て、金融コンサルティング会社のマリブジャパンを設立。00年青山学院大学大学院国際政治経済学研究科経済学修士。日本金融学会員。近著に『銀行ゼロ時代』(朝日新聞出版)。