三井住友フィナンシャルグループ 社長 /太田 純
大規模金融緩和によって金利収益による銀行の伝統的業務が厳しさを増すなか、規制緩和やデジタル化の進展を追い風に、銀行が非金融領域へビジネスのウイングを広げつつある。三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)は、銀行業高度化等会社認可第1号である生体認証サービス会社の設立を皮切りに、WEBによるビジネスマッチングや電子契約会社など、既存の銀行業のイメージを超える非金融ビジネスを次々と立ち上げている。また、銀行法改正により「情報利活用業務」が付随業務に追加されるなど、当局も金融のイノベーションを後押しする。これからの銀行ビジネスはどう変容していくのか。SMBCグループの太田純社長に聞いた。(編集部)
掲載号 /週刊金融財政事情 2020年1月6日号