解説

“脱マニュアル”で金融検査に立ちはだかるハードル

人材の育成と新しい方針の定着まで、現場の混乱拡大が憂慮される

金融業務アドバイザー&コンサルタント /三好 悠

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

金融庁が昨年12月に公表した「金融検査・監督の考え方と進め方(検査・監督基本方針)」(案)では、2019年4月以降をメドに金融検査マニュアルを廃止する方針が打ち出された。これに先立ち、昨年ごろから〝脱マニュアル〞を意識した検査が一部の金融機関で実施され始めている。しかし、まだ方針転換の途上であり、人材育成もこれからであるため、検査の現場では混乱が生じている。〝脱マニュアル〞で検査実務の難化は避けられず、混乱を最小化する工夫が求められる。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら