特集試練の地方銀行

戦後モデルから転換し、地銀は「地域商社化」を目指せ

エクイティ投資家として事業を育てる「リアルビジネス」のスタンスを

みずほ総合研究所 チーフエコノミスト /高田 創

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戦後の地方銀行のビジネスモデルは、強力な規制のもと、いかに効率的に資金を預金で吸収できるかというインフラの高度化にあった。しかし今日、異次元の金融緩和を背景に企業収益が最高益を更新する一方、地方銀行には利払いの恩恵がないという構造不況の様相を示している。ビジネスモデル再構築のカギは地域商社化にある。「川上」までさかのぼって企業活動を銀行に取り込み、事業性評価に基づき出資も含めた金融機能を発揮することが求められている。これは地方銀行にとって創業時への原点回帰でもある。

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たかた はじめ
82年東京大学経済学部卒、日本興業銀行入行。86年オックスフォード大学開発経済学修士課程修了。00年~11年みずほ証券執行役員・チーフストラテジストなどを務め、11年7月から現職。主な著書に『これだけは知っておきたい国際金融』(金融財政事情研究会、15年)、『国債暴落日本は生き残れるのか』(中央公論新社、13年)など。