特集国際金融都市「東京」への道標

国際金融都市の実現へ、背水の陣で臨め

英語での情報発信を増やし、外国企業を受け入れる雇用法制や税制に見直しを

国際銀行協会 会長/BNPパリバ 代表取締役会長 /フィリップ・アヴリル

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東京は世界の金融都市ランキングで長年上位5位以内にいるが、そのすぐ背後には上海が迫っている。上位5位以内中、英語を公用語としていない唯一の国であり、英語での情報発信を増やすべきだ。1800兆円の貯蓄を生かし、資産運用業を活性化すると同時に、引き続きコーポレートガバナンス強化にも期待したい。外国企業を受け入れる雇用法制、税制へと改善していくことで、東京をさらに魅力的な金融都市に押し上げよう。

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Philippe Avril
インドスエズ銀行を皮切りに、邦銀や欧州銀行の主要拠点で勤務。RBS証券、RBS銀行東京支店を経て、09年BNPパリバ証券。フランスで、数学・物理・経済・政治などの修士号を取得。