解説

提言 銀行口座情報を中小企業向け融資に活用せよ

サービス強化のためにも経営者は迅速な決断を

アジア開発銀行研究所 エコノミスト /根本 直子

日本リスク・データ・バンク 社長 /大久保 豊

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金融機関にとって中小企業向け融資は中核業務だが、信用力の判定が難しく、効率性も低いといった課題がある。本稿は、これまでの財務情報に基づくスコアリングに加えて銀行口座の取引情報を使用すれば、デフォルトの判別力が改善するという実証結果を紹介する。口座情報を体系的に活用すれば、金融機関は融資範囲を効率的に拡大でき、新規開拓や顧客へのコンサルティングサービスも強化できる。

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ねもと なおこ
早稲田大学法学部卒、シカゴ大学経営大学院、一橋大学大学院商学研究科(博士)。日本銀行、S&Pレーティング・ジャパン、マネジング・ディレクターを経て現職。

おおくぼ ゆたか
慶應義塾大学経済学部卒、ケンブリッジ大学大学院政治経済学部修了。住友銀行、マッキンゼー&カンパニー等を経て、データ・フォアビジョン社および日本リスク・データ・バンク社を設立し、現在に至る。