特集新冷戦 米中相克の行方

激化する覇権争いの狭間で揺れる日本経済の今後

米中対立は長期的に日本企業の競争力維持に追い風か

三井住友アセットマネジメント シニアストラテジスト /市川 雅浩

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昨年は米中両国の関税引上げ合戦で世界的な景気後退への懸念が強まり、主要株価指数は年末にかけて大きく下落し、国内企業の決算にも影を落とした。今年に入り、米中貿易協議は継続されているが、貿易摩擦問題の進展は、日本経済および企業にとり、どのような意味を持つのだろうか。本稿では、これまでの貿易摩擦問題を巡る米中対立の経緯を振り返り、両国の関税引上げによる日本経済および日本企業への影響を考察・展望したい。

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いちかわ まさひろ
旧東京銀行(現三菱UFJ銀行)で為替業務や市場調査業務に従事したあと、米系銀行で株式などの市場動向とグローバル経済の調査・情報発信を担当。現在、主要国経済や金融市場の分析に携わり情報発信を行う。