損害保険ジャパン日本興亜 社長 /西澤 敬二
デジタライゼーションは、産業構造やビジネスモデルに急激な変化をもたらす。損害保険会社は既存の代理店モデルを維持しつつも、プラットフォーマーたちと協業し、新しいチャレンジを進めていかなければいけない。従来の保険事業、保険商品だけを考えていては、「スマート社会」の仕組みから弾かれてしまうという危機感がある。既存の商品をプラットフォーマーに提供するのではなく、彼らのエコシステムの中に溶け込み、新しい顧客体験をつくり出していくことが重要だ。
掲載号 /週刊金融財政事情 2019年4月29日号