今、銀行界に破壊と創造の波が押し寄せている。「ディスラプション(破壊)」と呼ばれる波濤(はとう)は、銀行業の堅い規制の壁を壊して他業種の侵入を容易にし、銀行の財産である「人」や「店舗」を無効化しかねない。他方、銀行ではデジタル化を契機に、他行・他業種との連携やAIなどを活用して自己変革に取り組むほか、「人」「店舗」の新しい価値を創造しようという動きもある。ディスラプションは危機か、好機か。各行の取組みからその解を探る。
掲載号 /週刊金融財政事情 2019年4月29日号
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