特集採用戦線異状あり

地域金融機関がいま実施すべき人事改革

多様な成長機会を提供する人事制度の整備を急げ

金融監査コンプライアンス研究所 代表 /宇佐美 豊

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

地域金融機関の厳しい新卒採用や離職増加の要因として、従来の方法でしか学生や若手行職員に接しておらず、20代が企業に求めることの変化をくみ取れていないことが挙げられる。いま求められるのは、若手のニーズを知り、一人ひとりの成長プランを提示して、多様な働き方を認めることである。そのためには、従来の育成モデルである現場任せのOJTには限界がある。地域金融機関が生き残っていくうえで、一人ひとりの成長をフォローする仕組みの導入など、人事改革を行うことは欠かせない取組みだ。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

うさみ ゆたか
86年東海銀行(現三菱UFJ銀行)入行。内部監査に関する企画や金融当局への対応業務に従事。06年地方銀行に入行し、不祥事件等のコンプライアンス事案を担当。16年9月から現職。公認不正検査士(CFE)、日本内部統制研究学会会員、日本金融法学会会員。