特集熱狂後の不動産市場

価格上昇が続く中で意識される高値への警戒感

多様なリスク要因のもと悲観シナリオが現実化する確率は60%と高い

AAAコンサルティング ヘッド・オブ・リサーチ /賀藤 浩徳

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足もとの不動産市場では、引き続き買い手が健在だ。東京の不動産価格は上昇が続いているし、期待利回りも各種調査で計測開始以来の最低水準を更新している。一方で、価格の上昇速度や利回りの低下速度はいずれも緩やかになっており、世界経済の先行きの不透明さも相まって、市場では高値への警戒感が強い。そこで本稿では、当面の不動産市場の動向を見通すとともに、いわゆる標準シナリオから下方に振れるリスク要因について考察する。

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かとう ひろのり
大手生命保険会社資産運用部門にて融資・審査、証券投資等を担う。MOF担としても活躍。外資系大手不動産サービス会社では、不動産コンサルティングとリサーチ部門のプレイングマネジャーとして活躍。独立を経て、16年11月から現職。不動産鑑定士、CMA。