特集拡がる金融オープンイノベーション

海外大手金融機関に見る協業戦略の新潮流

ベンチャーとだけでなく、他行とも利害を超えて協調の動き

富士通総研 コンサルティング本部 金融グループ グループ長  /隈本 正寛

富士通総研 コンサルティング本部 金融グループ チーフシニアコンサルタント /松原 義明

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

AIをはじめとしたテクノロジーの急速な進歩に伴い、業種を問わず多くの企業がデジタルトランスフォーメーションによる事業変革の課題に直面している。既存金融機関はフィンテック企業と協業することで、デジタル変革を成し遂げようとしている。また、決済分野においては、金融機関がほかの金融機関と協業することで、デジタルプラットフォーマーなどを牽制する動きも見られる。本稿では、先進的な海外大手金融機関におけるオープンイノベーションの潮流を明らかにしたい。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

くまもと まさひろ
98年さくら銀行(現三井住友銀行)入行、00年富士通総研入社。入社以来、海外先進金融機関におけるICT活用動向調査、金融機関に対するICT戦略策定コンサルティング、ビジネスコンサルティングなどを実施。直近では、フィンテック最新動向の調査と海外フィンテックソリューションの日本での適用に向けたコンサルティングを実施。

まつばら よしあき
07年富士通総研入社。主に金融業界向けのコンサルティング、調査業務に従事。16年4月から1年間、米国富士通研究所にてフィンテックならびに金融サービスの最新動向に関する調査活動に従事。