解説

人生100年時代におけるアセットマネジメント業界の展望

幅広く国民の長期的資産形成を促すために求められる役割とは

野村アセットマネジメント 会長 /尾﨑 哲

野村資本市場研究所 主任研究員 /神山 哲也

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野村アセットマネジメントは1959年に野村証券から独立して今年で60周年を迎えた。当時、国を挙げて「証券の民主化」をテーマにしていたが、過去60年間の実績を見る限り、当社を含めアセットマネジメント業界は、国民の長期的資産の拡大を支援するという社会的使命を十分に果たしてきたとはいえない。本稿では、業界が果たすべき社会的使命に立ち返り、今後のあるべきアセットマネジメント業について思うところを述べたい。

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おざき てつ
82年東京大学経済学部卒、野村証券入社。04年野村ホールディングス(HD)執行役、12年野村証券代表執行役副社長、16年野村HD代表執行役COO、18年執行役副会長、19年野村アセットマネジメント取締役会長。

かみやま てつや
00年早稲田大学大学院政治学研究科修了、野村総合研究所入社。野村アセットマネジメント総合企画室、内閣官房国家戦略室、野村資本市場研究所ニューヨーク、ロンドン駐在員事務所などを経て、19年から現職。