特集変わり始めた銀行経営

成長のための最適化こそ、ビジネスモデル変革への道筋

真に重要なケイパビリティを厳選して資源投下することが次なる成長へのカギ

PwCコンサルティング ストラテジー&パートナー /矢吹 大介

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昨年末、メガバンク各行が大規模なコスト構造改革プランを公表した。構造的な預金超過、デジタル化の波、マイナス金利などを背景に、邦銀はビジネスモデル変革に向けて、欧米の銀行がリーマンショック後に実践してきた大規模な構造改革を実現していく局面にある。戦略や市場で勝つ能力という点で本当に重要なケイパビリティ(組織能力)を強化しつつ、組織、コスト、文化を適合させていく「成長のための最適化(FitForGrowth)」が求められている。

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やぶき だいすけ
慶應義塾大学法学部卒、シカゴ大学経営大学院修了(MBA)。15年以上にわたり、金融業界を中心に全社成長戦略、デジタルトランスフォーメーション、M&A、グローバル戦略などのコンサルティングに従事。