解説

オルタナティブデータが変える資産運用と金融市場の将来

AIという道具で情報を有益化し、運用プロセスに取り込む

東京海上アセットマネジメントUSA CEO・CIO /三橋 威夫

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昨今、コンピュータサイエンスの進展に裏付けられたオルタナティブデータ・AI(人工知能)といった新たな情報形態や分析手法が台頭するとともに、欧州金融規制(MiFID II)・日本のフェアディスクロージャー規制の導入といった透明性を求める動きが活発化している。こうした市場をとりまく環境の変化に伴い、資産運用会社のビジネスモデルは大きな変革を迫られている。本稿では、オルタナティブデータに焦点を当て、新種の情報が資産運用や金融市場に与える影響について考察する。

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みつはし たけお
94年慶応義塾大学理工学部卒、日本債券信用銀行入行。99年東京海上火災保険入社、東京海上アセットマネジメント出向。一橋大学大学院国際企業戦略研究科修了。10年東京海上アセットマネジメントUSAのCEO&ChiefInvestmentOfficerに就任。主に計量分析に基づく投資手法を活用し、伝統資産やオルタナティブ系のCATボンド運用などを行う。