解説

ガイドライン改正案が金融機関に求めるマネロン対策

経営主導による抜本的改革が必須の時代に

KPMGジャパン/あずさ監査法人 マネージング・ディレクター /山崎 千春

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金融庁は「マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドライン」改正案(改正案)を2月13日に公表した。わが国の金融機関に求められるマネロン対策は、FATF第4次対日相互審査対応といったレベルを超え、継続的かつ集中的に資源を投入すべき極めて重要な経営課題である。特にリスク評価や顧客管理、データ検証は、これまでのアプローチでは限界がある。営業店や関連本部実務の抜本的な改革が求められる。

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やまざき ちはる
邦銀勤務後、06年にあずさ監査法人に入所。金融機関向けレギュラトリー・コンプライアンス全般についてのアドバイザリー(コンダクト・リスク、AML/CFT、サイバーセキュリティ、レグテックに対する管理態勢構築支援等)が専門。公認不正検査士。ACAMS認定アンチ・マネー・ローンダリング・スペシャリスト。