解説

加速する米国金融機関におけるIT人材の確保

デジタル時代に生き残りを懸け、人材を巡ってIT企業と張り合う

野村資本市場研究所 主任研究員 /竹下 智

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

金融機関では、デジタル・イノベーションを採り入れ、独自のサービスやソリューションを開発するために優秀なIT人材の確保が急務となっている。しかしながら、IT人材にとって金融機関の保守的なイメージは採用ではむしろマイナスとなる。米国金融機関では、競合となりうる大手IT企業に対して人材確保に劣後するなか、優秀なIT人材を獲得するためにさまざまな取組みを行っている。その手法は、スタートアップの買収やNPOの活用、新興国での人材獲得などに及ぶ。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

たけした さとし
90年慶應義塾大学経済学部卒、野村証券入社(福井支店配属)。野村総合研究所出向、野村証券においてリサーチ、投資銀行部門、経営企画、人事部などを経て17年8月より現職。