解説

地銀大手・中堅行に見るリスク・マネージャーの悩み

担当者インタビューを通じて浮かび上がる課題と処方箋

NTTデータ経営研究所 金融政策コンサルティングユニット マネージャー /池田 雅史

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地域銀行をとりまく環境は厳しいとされ、本業赤字をカバーすべく有価証券運用に注力する地銀が増えている。適切なリスクテイクのためにはリスク管理態勢の充実が欠かせない一方、その不備が当局から指摘されている。地銀のリスク管理態勢の実態を探るべく、NTTデータ経営研究所が複数の地銀リスク管理担当者(リスク・マネージャー)にインタビューを行ったところ、現場ならではの悩みが浮かび上がった。RAFなど新たなフレームワークの導入はトップダウンになりがちだが、着実な運営を図るにはデータや業務といった現場の視点・ボトムアップによる対応が求められる。

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いけだ まさし
地方銀行での有価証券運用業務を経験の後、シンクタンク/ITベンダーでの調査・企画、監査法人でのリスク・アドバイザリーを経て、2018年11月NTTデータ経営研究所入社。金融機関などに向け、幅広い分野でコンサルティング業務に従事。東京大学経済学部卒。公益社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。