解説

KDDIの金融戦略の中核をなす「スマートマネー構想」

日常に溶け込んだスマートフォンを起点に金融事業の拡大を目指す

au フィナンシャルホールディングス 執行役員 経営企画部長 /田中健二

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

昨今のフィンテックや通信技術の急速な進展によって世界同時的にデジタル化が加速し、ブロックチェーンやAIなどを利用した新しい金融取引形態が生まれるとともに、金融の新たな担い手も出現している。そうしたなか、KDDIは中間金融持株会社「auフィナンシャルホールディングス株式会社」を設立し、生活の中心となったスマートフォンを通じて、お客さまの日常生活における決済・金融サービスをより身近にしていく「スマートマネー構想」を始動した。本稿では、KDDIが金融サービスに本格参入した経緯とともに同構想について概説する

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

たなか けんじ
01年中央大学法学部卒、プロミス(SMBCコンシューマーファイナンス)入社。06年SBIホールディングス入社、SBI住信ネットバンク設立準備調査会社(住信SBIネット銀行)出向。約9年にわたり、ローン商品企画に従事。15年KDDI入社。プロジェクトリーダーとしてauフィナンシャルホールディングス立上げを実現。19年4月から現職。じぶん銀行執行役員コーポレートユニット長兼務。