明治安田アセットマネジメント チーフストラテジスト /杉山 修司
明治安田アセットマネジメント チーフストラテジスト /杉山 修司
投稿日2019.07.22. /週刊金融財政事情 2019年7月22日号
ニューヨーク州立大学のステファニー・ケルトン教授が、日本を「実践国」と名指ししたことで、一躍注目を浴びるようになった「現代貨幣理論」(以下、MMT)。本稿では、「MMTの父」と呼ばれるウォーレン・モスラー氏の考えを中心に、根幹に流れる理論的思想を解説しつつ、現在のMMTがはらむ危うさを指摘する。
すぎやま しゅうじ
東京大学経済学部卒、日本銀行入行。外為市場平衡操作担当等を経て07年スタンダード&プアーズ、11年ドイチェ・アセット・マネジメント、16年明治安田アセットマネジメント。英国政府給付奨学生、LSE修士。
掲載号 /週刊金融財政事情 2019年7月22日号