解説

反増税の理論的支柱ともてはやされるMMTの危うさ

不況期に財政出動の必要性を訴えた本来の考えとは「異質」なものに

明治安田アセットマネジメント チーフストラテジスト /杉山 修司

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ニューヨーク州立大学のステファニー・ケルトン教授が、日本を「実践国」と名指ししたことで、一躍注目を浴びるようになった「現代貨幣理論」(以下、MMT)。本稿では、「MMTの父」と呼ばれるウォーレン・モスラー氏の考えを中心に、根幹に流れる理論的思想を解説しつつ、現在のMMTがはらむ危うさを指摘する。

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すぎやま しゅうじ
東京大学経済学部卒、日本銀行入行。外為市場平衡操作担当等を経て07年スタンダード&プアーズ、11年ドイチェ・アセット・マネジメント、16年明治安田アセットマネジメント。英国政府給付奨学生、LSE修士。

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