新聞の盲点

玉虫色のG20首脳宣言、貿易問題は引き続き世界に暗い影

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6月末、日本が初めて議長国を務めた主要20カ国・地域首脳会合(G20大阪サミット)と、世界が固唾をのんで見守った米中の首脳会談は「貿易」が最大のテーマとなった。いずれも最悪の結末は避けられたとはいえ、貿易戦争の終結には程遠い。米中間の橋渡し役を期待されたサミット議長の安倍晋三首相も、玉虫色の首脳宣言で対立を覆い隠すのが精いっぱい。主要リーダーが集った「大阪夏の陣」で決着はつかず、貿易問題は引き続き世界経済に暗い影を落としている。

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