解説

SMBCが実施した先駆的な気候変動シナリオ分析

業界全体で気候変動リスク管理の高度化に取り組むことを期待

三井住友銀行 経営企画部 サステナビリティ推進室 室長代理 /吉川聡一郎

三井住友銀行 投融資企画部 部長代理補 /山田尚孝

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三井住友銀行は今般、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言において推奨される気候変動シナリオ分析を実施し、将来想定されるリスク量および財務的影響についての開示を行った。気候変動リスクの具体的な財務数値を、そのプロセスも含めて開示するのは、大手行グループとしては世界初の試みである。今後、各金融機関で同様の分析が進み、業界全体で気候変動リスク管理の高度化が達成されていくことが期待される。

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きっかわ そういちろう
05年京都大学経済学部卒、三井住友銀行入行。14年早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。日本総合研究所調査部出向などを経て18年10月から現職。日本証券アナリスト協会検定会員。

やまだ なおたか
12年一橋大学商学部卒、三井住友銀行入行。16年10月から現職。