解説

G20大阪サミットに向けた金融業界の横断的提言

市場の分断回避、高齢化、インフラ投資の魅力向上への対応がカギ

国際金融規制研究会 座長/大和総研理事長 /中曽宏

国際金融規制研究会 委員/野村資本市場研究所 主任研究員 /小立敬

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国際金融規制研究会(当研究会)は、最近の国際金融規制の動向を注視し、各種規制の導入過程において、わが国関係者が適切な意見発信を行うとともに、わが国金融機関の新たな規制環境への円滑な対応を実現することを目的として、2016年11月に日本証券経済研究所に設置された。当研究会は、17年7月の意見書「国際金融規制の課題と国際基準のあり方について」に続き、このほど新たに意見書「G20大阪サミットに向けて」を公表した。

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なかそ ひろし
78年日本銀行入行。97年信用機構課長、03年金融市場局長、08年理事。13年副総裁に就任。バブル崩壊後の日本の金融システム不安に対処したほか、07年~09年の国際金融危機時には各国中央銀行と協調して収拾に当たった。国際決済銀行(BIS)市場委員会議長などを歴任。18年7月から現職。

こだち けい
慶應義塾大学経済学部卒、97年日本銀行入行。考査局・信用機構室(現金融機構局)、金融庁監督局総務課金融危機対応室(出向)を経て、06年に野村資本市場研究所に入社。専門は銀行規制、資本市場規制。現在は国際的な金融規制改革を中心に研究。