ソフトバンクグループ(SBG)傘下の通信事業会社ソフトバンクは5月8日、同じくSBG傘下のヤフーを連結子会社にすると発表した。これまで3社は親・兄弟関係での上場だったが、今後は「親・子・孫」での上場になる。親子上場を巡っては、子会社が親会社の利益を優先することで、一般株主(少数株主)との間で利益相反になるリスクが指摘されてきた。今回のスキームもSBGの資金調達という思惑が見え隠れする。子会社の少数株主を守る仕組みづくりが問われている。
ソフトバンクグループ(SBG)傘下の通信事業会社ソフトバンクは5月8日、同じくSBG傘下のヤフーを連結子会社にすると発表した。これまで3社は親・兄弟関係での上場だったが、今後は「親・子・孫」での上場になる。親子上場を巡っては、子会社が親会社の利益を優先することで、一般株主(少数株主)との間で利益相反になるリスクが指摘されてきた。今回のスキームもSBGの資金調達という思惑が見え隠れする。子会社の少数株主を守る仕組みづくりが問われている。
掲載号 /週刊金融財政事情 2019年6月3日号