銀行と電子決済等代行業者(電代業者)のシステムをつなぐAPIの契約締結が進んでいないことへの危機感が高まっている。電代業者が提供するフィンテックサービスで用いられている「銀行契約なしスクレイピング」は来年5月末で禁止され、それまでにAPIの契約が結べなければ、顧客は現在利用しているサービスを受けられなくなるおそれがある。だが、手間がかかる審査やコスト負担の問題などから契約交渉が加速する気配はない。
銀行と電子決済等代行業者(電代業者)のシステムをつなぐAPIの契約締結が進んでいないことへの危機感が高まっている。電代業者が提供するフィンテックサービスで用いられている「銀行契約なしスクレイピング」は来年5月末で禁止され、それまでにAPIの契約が結べなければ、顧客は現在利用しているサービスを受けられなくなるおそれがある。だが、手間がかかる審査やコスト負担の問題などから契約交渉が加速する気配はない。
掲載号 /週刊金融財政事情 2019年9月16日号