解説

厳しい経営環境の中で地域金融機関が目指すべき舵取り

長引くマイナス金利政策のもと、資本構成の違いが耐久力の差に

Y&P法律事務所 弁護士 /細田 隆

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日本銀行のマイナス金利政策が長引き、地域金融機関にとって厳しい経営環境が続いている。そのため、地域金融機関間の体力差が顕在化している。また、地域金融機関ではトップライン(収入)の確保が必要になるが、そこでは貸出金の金利水準の確保が重要課題となる。そして、経営の効率化も引き続き重要だが、地域金融機関同士の再編が検討される際には、店舗網重複の整理という要素も一層注目されよう。

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ほそだ たかし
78年司法試験に合格。79年東京大学法学部卒業。同年大蔵者に入省。15年に関東財務局長を最後に財務省退職。16年に弁護士登録。16年6月から19年6月まで地域金融機関において経営に参画。19年10月に弁護士法人Y&P法律事務所に入所。